芥箱

日々を腹いせに晒す。

継続

 

 

継続は力なりという有名な言葉がある。

私の子供の頃から継続しているものはなんだろうとふと考えた。

そしたら今日日に至るまで大して継続できているものが何一つ無いことに気が付いて、焦って更新する次第である。

浅はかな人間である。

 

 

色々話題の渦中にあった27時間テレビ

私は毎年見ない派であるのだが、林家たい平さんが走った密着番組を先程拝見。

 

あの人はきっと子供たちからしたら自慢の父親なのだろうなと思う。

私は小さな時に父が家を出ていっているので、正直同じ年頃のたい平さんを父に持つ子供たちが羨ましい。

 

父と手を繋いでデートしてみたかった。

父とお酒を飲んでみたかった。

母と喧嘩したときに父に愚痴を溢したかった。

私に縁があり結婚をするとなれば、恥ずかしいけどバージンロードを一緒に歩いてほしかった。

 

そういう願望が沸々と沸いてきて、何て私は不幸なんだろう!と思うときがたまにある。

でもそういうときにこそ合わせて想像しなければならないのは母の心境である。

十数年再婚もせずに女手一つ、私と弟たちを育て上げた母の心境である。

 

私と喧嘩したときには、きっと私が父に愚痴を溢したかったと願うと同時に母もそう思うに違いない。

男の人の背中に護られたいと願うことも少なくあるまい。

 

頭ではわかっているのだけど、そんな母の愚痴に優しくなれないのもまた不出来な私ゆえなのである。

 

 

感謝も尊敬もしてる。それは間違いなく。

だけど小さなことを言われて私はすぐに口答えしてしまう。

みつをさんの言うようにセトモノになってしまうのである。

もっと柔らかく弾力があればお互いに楽であろうに、私は人に柔らかさを求めるばかりの身勝手な人間である。

 

でも身勝手である、という自覚はしている。

 

 

人間を運用していくのは難しい。

 

 

と痛感する次第である。